「日本は画一主義社会であり、韓国は多様性の社会である」
とする人もいるが、筆者はむしろ反対であると思う。
筆者が1983年に北海道で出会ったある日本人の若者の話では、「日本人はNHKの9時のニュースで見たニュースを、1億2000万人のみんなが真実として信じる」とのことだったので、なるほどそうなのかと考えたことがあった。
その後、1990年代の初めに広島に行き、平和記念資料館を訪れて、考え直した。平和記念資料館で筆者が一番印象深かったことは、1940年代、日本政府が全ての学生に軍事訓練を強制した時、一部の学生がこの政策に反対してデモを行い、反抗もしたという点である。
1970年代初頭に、ソウルで高校生活を送っていた筆者の同年配は、当時、韓国での高校の正規科目であった一週間に2時間程度の軍事訓練を受けていたが、軍事訓練に対しても、学生会が学徒護国団という組織に変更されたことに対しても、これに反対する高校生はほとんどいなかったのではないかと考えた。もちろん、その後、大学生などを中心に朴正煕政権の長年の独裁に抵抗する運動がたくさん行われたが・・・。
また、昔、「日本人は一つの岩のように固まって動く一方、韓国人は砂粒のようにパラパラである」という話も聞いたが、最近はこのような比較はほどんどしないようである。
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